[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
知らなければ損をする。闘わなければバカをみる。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
役所や専門職と言われる人たちに相談して「できません」「無理です」と言われた場合、多くの人が「本当にできない」「本当に無理」と思ってしまうのではないか。なぜなら「役所」「専門職」が「そう言うのだからそうなのだろう」と思ってしまうようだ。なんとなく納得がいかず、誰かに話してみて「それおかしいよ。他のとこにも聞いてみたら?」と言われたら、やっぱりそうだよねと思い、次の行動にも移せるだろうが、もしもそこで「役所や専門家がそう言うのならそうなんだろう」と言われたら「やっぱりそうか…」となってしまうだろう。
人間の心理として、同じ回答が2回続くと「そうかもしれない」と思ってしまうのかもしれない。偶然に左右されてしまうということなのだろうか。
間違ったことを伝えてしまう役所や専門家はどうだろうか。無知やカン違い、ミスによるものがほとんどだろうが、なかには間違っているとわかっていて間違ったことを言う場合もある。
意地悪や嫌がらせというのもないことはないのだろうが、どちらかというと利益のため、または「本人・相談者のため」ということもあるのかもしれない。
だが、どういう理由であろうと「間違っているとわかっていながら間違ったことを教える」ことは道理に反する。
資格等が与えられた職種であれば、依頼者(相談者)は職業的な知識に付随した良識・常識を期待している。それが難関資格であればなおさらだ。
医者に行くのに「人の命などなんとも思っていないかもしれない」「儲けるためにいらぬ手術をするかもしれない。いらぬ薬を出すかもしれない」などと思わなければならないのが普通であるとは考えたくない。
医者であれ弁護士であれ、本人の才能や努力で得た資格であるが、多くの公的・私的な助けも当然あったはずだ。また、優れた能力を有しているならその能力に伴う責任があるはずだ。
良識や常識をもって誠実に職務を果たすことはきれいごとや甘い考えだろうか。
だれもが「先生」などと持ち上げられている世の中だが、「本当の先生」こそ誠実に仕事をする権利と義務がある。依頼者(相談者)を侮り、門前払いすることなく対応してほしい。
夫婦円満、家庭円満というのは夫婦・家族間に争い事がなく、仲が良い状態のことを言うのだろう。夫婦円満でうらやましいですね~などとお世辞やお愛想で言うことがある。その程度のものである。
円満退社という言葉もあるが、これは会社と揉めずに退職した場合に使うようだが、結婚・出産
が理由の退職以外だと定年退職あたりが該当するのか?いや、現在これこそが円満退社を妨げる要因なのか?どうも円満退社は幻想に近いような気がする。
当事者たちが勝手に、円満退社だった、いやちょっと揉めたから円満とは言えない、有給休暇をまとめて取ったから(取らせてくれなかったから)円満とは言えない、とやっているのは別にいいのだが、しかし、もしも「円満退社じゃないと退職金は支払わない」として「円満退社かどうかは会社が判断する」なんて規程があったら、これは揉め事の種を作っていることになっていないだろうか。
基準も何もなく円満かどうかは会社が判断するってのはずいぶん恣意的じゃないか。でたらめすぎる。就業規則にはなんでもかんでも書きゃいいってもんではないだろう。
以前知人から、会社の就業規則が変わって、退職は3か月前に申し出ないと認められなくなったんですよ~という相談を受けた。どこかのろくでもない社労士のアドバイスでも受けたのだろうか?
有効かどうかはともかく、書くだけ書いといた方がいいですよ。とかなんとか言われたのだろうか。就業規則に規程があるかないかで実際裁判の勝敗が決まったりするので、就業規則に何でも書きたくなるのはわかるが、ものには程度や道理、常識がある。
いくら念のため、書いておけば安心といったって、その規程は従業員を縛るわけである。従業員を不当に縛ることが会社の利益になるのか?
アドバイザーとしての常識や良識を捨て去ってでも、無数にあるリスク要因を就業規則というあのちゃちなホッチキス(何語やろ)留めの冊子でカバーしようとするのはそれこそ無謀ではないか。
法的規範であるというのが判例でも明らかなようだが、ちょっと異議ありだな~。保険契約や運送契約など普通契約約款からの流用らしいが、民法改正で約款が見直された現在、就業規則も見直したほうがいいんじゃないかな。
最強の就業規則を作る!!が社労士商売のウリでもあるようだが、常識や良識に反するものは抵抗感が強いです。
挿絵やイラストでごまかしてもだめですよ…