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社員をうつ病にして退職に追い込む方法を指南したとかで、ある社労士が糾弾されているみたいです。
労働者からはもちろん、使用者の味方とされる同業の社労士や弁護士などからも非難されているようで、当然と言えば当然かもしれません。懲戒処分にしろとかの苦情が厚労省に多数寄せられているとか。
反社会的なものには鉄槌を打ち下ろす。それが世の常識、コモンセンスというものです。
ある国である民族が虐殺されている。国外に逃げ出していて難民が大量発生とくれば、生命の危機に瀕している、救助の手を差し伸べるべし!と言及するのが世界の常識です。
実際には知らん顔をしているとか、自国にきた難民を門前払いしているとかは別の問題です。
世界一貧しい国の大統領の演説など誰も聞いていなくても、後になって注目されているとわかれば「心に響く話だった」「お金よりも大切なことがある」と称賛するのがルールです。
社員をうつ病にして退職に追い込んでいる企業は多いと思います。そんなつもりはないけど、結果として社員を追い込んでしまい、心の病気を発症して辞めてしまった、ということも多いとは思いますが、コンサルタントと称する専門家から「いい方法ありまっせ~」と持ち掛けられ、やり方を指南されている会社もあると思います。
うつ病に追い込むという言い方がアウトだったのかもしれませんが、精神的に追い込むなら同じ意味でもここまで糾弾されることはなかったと思います。
他人を声高に糾弾するのは多少はスカッとするというか、自分の後ろめたさに直接向き合わなくてもよく、気持ちが救われます。
モンスター社員を解雇するだの、すご腕などといきり立っているのはいかがなものかとは思いますが、この社労士と自分はどれほどの違いがあるかと問われたならば、ちょっとは違うぐらいしか言えない気がします。
キング牧師は自分を迫害する人よりもむしろ、善意の人たちの沈黙を恐れたと言います。
ろくでもないアドバイスを売り物にしている社労士は糾弾されてしかるべきですが、このような社労士を糾弾する資格が私たちにはあるのか、とも思います。
反社会的でまずい、としながらも部分的には賛同できるとしたうつ病専門社労士:宮里さんを評価します。
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