忍者ブログ
記事タイトル一覧
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

休職制度というものがある。私は自分が使ったことがないので、ほとんど関心がなかたった。なんとな~く、労働者が私傷病で仕事ができないときに休める権利なのかな~ぐらいに思っていた。

なのでちょっと気になる事案があったので、休職って法的にどういう位置づけなんだろうと思い、労基法の休暇をあたってみるが、どうも違う。特別休暇の長いやつかなぐらいに思っていたのだが。

法的休暇である有給休暇制度は使用者が労働者に与えなければならない義務であり、法定外休暇は会社独自のものなので、与えることができるとしていることが多いと思う。

休職はどうもそうではないようだ。

労基法には全く規定がなく、会社の任意規定であり、労務不能または一部不能の場合に休職を「命ずる」というふうにしている会社が多いようだ。解雇の猶予といったところだ。

会社が行う処分であり、労働者の権利ではないということだ。

会社が休職をどのように規定し、就業規則にどのように記載し、労働者にどのように周知し理解させるかによるということだ。

なので、曖昧な書き方だと労働者が権利と思ってしまうリスクもある。

会社の任意の規程なら病気休暇とすることもできるわけだ。労務不能であれば健康保険から傷病手当金が支給されるのでその間の生活はなんとかなるだろうが、問題は会社がいつまで病気の労働者を雇用しつづけるのかということだ。有能な、会社にとって重要な労働者であっても、回復が見込めない人をいつまでも待ち続けるわけにはいかないし、そうでない人の場合、気の毒だがこの機会にもっと有能な人を新たに雇い入れたいと思うこともあるだろう。

会社にとってメリットの少ない労働者を、同情心から、あるいは争いを恐れてずるずると雇用し続けていると、他の従業員が不満を持つこともある。ある程度はっきり規程し、そのうえで個々の事案ごとに加味するというのがいいのだろうか。

だが、がん患者の就労支援などを見ると、どうも休職=労働者の権利と捉えられているような気がする。

病気休暇制度というものが法的に義務付けられていたらいいんじゃないだろうか。



PR

有給休暇の取得率アップは労働時間削減と並んで国が力を入れているものである。名称やその存在は知られてきているようだが、実際に取得したことがある人というのは少ないのではないか。取得率は半分ほどである。

私自身20年以上にわたる労働者生活の中で、2回ほどしか取ったことがない。8年ほど前に初めてそのようなものがあるということを知った。なので、てっきり最近の制度なのだと思っていた。

労働基準法に規程されていており、労働者にとっては取得の権利、使用者にとっては付与の義務であるこの制度の歴史は意外と古い。戦後制定された労基法には当初から規定があり、公務員にはこのような休暇制度は戦前から賜暇制度として認められていたそうだ。欧米諸国においては、戦前から制度化されていて、今だって付与日数や取得日数は日本と比較にならないほど多い。ドイツ・フランス・スウェーデンなどは4~5週間である。バカンスを想定しているのですね。アメリカはちょっと事情が異なる。

有給休暇制度の歴史がけっこう古いということを知った時は本当に本当に意外であり、驚いた。実の親だと思っていたら違っていた…というくらいの驚きだった。

自分が知らなかったのはボンクラだったからだ。だが、他の多くの人もボンクラなのか?雇用される人も経営者も多くの人が長年知らなかったのではないのか?この制度が知られるようになったのはこの10年ほどではないのか?と私は疑っている。

そんななかでの、有給休暇の取得率アップを目指しましょう!という施策にはなにかずれているようなもどかしさを感じる。

完全週休2日制だって半分ほどなのに。(なのに学校は完全に土日休みだし)

ほとんど制度が知られていないまま、半日付与や時間単位付与が認められたり、計画的付与(会社が割り当てる)が義務付けられたりして、有給休暇ってなんのためにあるんだろう?その目的はなんなのだろう?と思わざるを得ないような運用となってしまっていることが多いのではないか。

労働者の心身の疲労を回復させ、労働力の維持培養を図るため、またゆとりある生活の実現にも資するという位置づけから有給休暇の規定がある。(労働法コンメンタール)

そうだったんだ!!

退職する人が有給休暇を取ってからやめるのは、次の会社のためだったんだね!なるほど。



我が家にはテレビがない。テレビの話題が出るとさっぱりわからないので、「テレビがない」と言うと、ひどく驚かれる。多くの人から「紀子さまみたい」と言われます。私はその意味もわからず、「天皇家の人はテレビも見ることできないの?」などと聞き返していたが、そうではないのですね。

紀子さまのお父さんは学者で、テレビを見ない主義の方で、紀子さまはそういうご家庭に育った、ということなんですね。知りませんでした!

私は主義主張はなく、ただ単にテレビを見る習慣がないだけです。夫はテレビ好きですので、我が家にテレビがあったこともあったのですが、今はなんでないんだろう?娘は保育園のお友達からネタを仕入れて、見ていないテレビのことをいろいろ知っています。

私も高校生のころまでは人並みにテレビ好きでした。サスペンス劇場やシリーズもののドラマにハマっていました。朝の連ドラだって欠かさずに見ていました。

特に決意も何もなく、ただ見なくなっただけです。本のほうが面白かったのでそちらにシフトチェンジしたかんじです。

私が高校生だった30年ほど前にテレビガイドなるものが出てきました。これを読めばテレビを見ていなくても友達の話に適当についていけました。

テレビがないと言うと、たいていの人が「子どもがかわいそう」「友達と話が合わなくて仲間外れにされるよ」と心配してくれます。そうとは思えませんが、なにせ主義などはないのですから、娘が小学校に行くようになったらテレビを買おうかと思ってます。

ただ、夫はテレビ好きのくせに受信料の支払いをかなりしぶります。NHKのなってなさを口汚く罵りますが、NHKだって見てたはず…

かつて我が家にテレビがあったころ、番組表で面白そうなものをチェックして、見ようと思いつつ、寝るころや次の朝になってようやく、見るのを忘れたことに気づいていました。テレビの視聴が習慣化してないので、なかなか実行に移せないのです。

テレビに合わせた生活の訓練を始めないといけないな。

役所とはなにかを「してくれる」ところなのか。

役所とはなにかを「してやる」ところなのか。

役所への不満として「何もしてくれない」というのは多いのではないか。態度が横柄、たらい回しに次ぐのではないかと思う。

だが、もしも役所がなにかを「してくれる」ところなら、役所の人間にしてみれば「してやる」のだから、態度が横柄・えらそうなのは当然だ。「してやっているのだから、この程度のことは我慢しろ。もっと困っている人だっているんだぞ。頼みごとをする態度がなってないじゃないか。」といったところで、たらい回しも当たり前だ。

なにもしてくれないと言いつつ、態度が横柄で、たらい回しが多いことに憤る。挙句に上級庁に言いつけるだの、新聞に投稿してやるだのと脅す。

法律に基づき税金を徴収され、その税金によって運営されているのが公的サービスである。公職につくものはそのことを十分自覚しなければならばい。小さな権威をかさに着て威張りくさるのはおかしなことで、その点において横柄な態度は非難されて当然である。一方、住民にも公的に運営されているという自覚は必要である。なぜ相談がただなのか。相談者も含め多くの人が税金を払っているからだ。それにもかかわらず、自分の意にそわないからといって、「(自分のために)なにもしてくれない」と恨むのはお門違いではないか。

宮沢賢治の『ツェねずみ』という短い作品がある。あるネズミは嫌なことがあるとなんでも人のせいにして、せっかく親切心から言ったこと・したことでも、「私のような弱い者をだますなんてひどすぎます。まどうてください、まどうてください。(弁償してくださいの意)」と恨みがましく言うのである。言われた人はみなごめんなさい、堪忍してくださいと一生懸命あやまりますが、二度と親切にはしません。ネズミは友達がいなくなります。

役所には過大な期待をせず、適正にうまく使いこなしましょう。役所といっても、そこで働いているのは人間です。組織といっても一人一人の人間がそれぞれの思いをもって動いています。組織を動かそうとするのではなく、人の心を動かすのが役所対応のコツです。役所だけじゃないですね!

第47回社会保険労務士試験が終了しました。私は初めての試験監督でかなり緊張していました。失敗もありました…主任監督者は他の監督者や補助員もちゃんと監督しなくちゃいけないので、ほんとに大変だと思いました。なんとか無事終えることができホッとしてます。

合格後は他人事と思い、特にこの時期に特別な思いを抱くことはなかったのですが、今回初めての試験監督を経験し、受験生の緊張感を間近で感じ、我がことのようにドキドキしました。

午前の択一式は3時間半ですから、監督者にとっても長時間です。これだけの時間を集中して問題に取り組んでいる受講生をすごい!と思いました。水を飲んだりトイレに行くにも監督者の許可がいります。なかには、そういうことが苦手で言いだせない受験者もいると思います。監督をしているとつい気が散り、受験生の合図を見落とすこともあります。

補助員として派遣会社から派遣されている人のなかに、何度も試験監督の経験のある人がいました。手慣れたかんじでしたが、緊張感がなく横柄な印象を持ちました。

受験生にたいするリスペクトがまったく見られない人でした。

仕事に慣れることは大切なことですが、その慣れが侮り・慢心になってしまっては本末転倒です。
たとえ監督者であっても、声がけなしで受験者の持ち物をさわって確認するのはよくないと思います。下を向いたりあらぬ方を向いていたのではすぐ目の前の受験生の合図も気づけません。ましてや居眠りはすべきではありません。

社労士試験の合格率はたいてい10%を下回っていますから、大多数の人が落ちてしまうのです。苦悩の表情の彼はどうであったか、体調がおもわしくないようだった彼女はどであったか、気になります。

受験生のみなさん、ほんとうにお疲れさまでした。

プロフィール

HN:
みょうみょう
性別:
非公開

 

カテゴリー

 

P R

 

記事一覧