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知らなければ損をする。闘わなければバカをみる。
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「そうだ難民しよう!」で内外から批判を受けている漫画家のはすみとしこさんですが、偶然ですが全く異なる見解に接しました。
最初にこの事件のことを知ったのは、ジャーナリストの斎藤貴男さんのコラムでした。斎藤さんは、はすみさん自身については特に言及しておらず、このような投稿に対してこれほど多くの批判が寄せられることに対して今の時代の空気というものを感じる、というようなことを言っていました。斎藤さん自身、社会的弱者について論じる際、その背景などにも言及してきたが、今後そのようなことが自分の思いとは別に、当事者たちへの差別と捉えられかねないと、やや困惑気味でした。
その後、人材育成コンサルタントの辛淑玉(シン・スゴ)さんが教育雑誌のコラムに、「ヘイト漫画家」が邪悪なイラストを発表したとして事件を取り上げているのを読みました。
はすみさんは、難民とは自分たちの富を奪って楽に贅沢をしようとする存在だと言いたいのではないか。難民たちの置かれている苦境を何もわかっていないのではないか、という主張でした。
斎藤貴男さんのコラムを読む限りでは、思わぬ過剰反応が起きているという認識でしたが、この際実物を確認してみようと思いました。はすみさんは、イラストを削除したそうですが、フェイスブックには、問題となったイラスト以外にも、はすみさんの考えがわかる作品が数多く載っていました。
はすみさんは、ただ「難民、ナマポ、中韓、その他ガイジン嫌い」という単純ヘイト主義者ではなく、本人としてはなんらかの主義主張を持っており、少なくとも何かの誰かのためになっているという強い自負があるように感じられました。
パロディーは政治等を皮肉る有効な方法です。チャップリンのヒトラー批判によく表れています。
はすみさんは、もしかしたらナチスを挫けさせたチャップリン…とまでは言わなくとも、それと同種のことをしていると自負しているのかもしれません。
はすみさんを応援するサイトもあり、批判の一方で礼賛者も多いことが彼女の行為を後押ししていると思われます。
ブログやフェイスブックなどの閲覧者が多く、いいね!などのコメントが多いと嬉しいものですし(経験ないですが)投稿にはずみもつくというものです。
彼女の作品そのものについての感想は別にあるのですが、炎上に至る批判も含めて、SNSの影響というのがよくも悪くも大きいのではないかと思いました。