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世の中は誤解だらけです。人間のいるところには誤解が生じるものと諦めていました。でもそういう「仕方がない」というような物事を研究している人もいるのですね。
東京大学先端科学技術センター教授の西成活裕さんが「誤解学」なるものを研究しています。西成さんは「渋滞学」「無駄学」なるものも研究しており、本を出しています。「渋滞学」「無駄学」を通して、渋滞も無駄もその背景には「渋滞を避けるためには車間距離を空けないで走る方がいい」「ゆとりをとることは貴重な時間を無駄に使っている」という「誤解」があることを感じ、「誤解学」の研究に至ったということです。
誤解が生じる原因が自分にあった場合、その多くは「省略」が原因だそうです。信頼関係がある相手であれば、ある程度省略して話をしても相手が行間を読んでくれるので誤解は生じないが、お互いの信頼や理解がない状態で省略すると誤解が生まれる。
夫や娘との間に常に誤解が生じるのはそのせいか…ま~たそんな言い訳ばっかりして、逃げようとしてるな、と疑心暗鬼なのに省略するからダメなのか…
相手に原因がある場合は「先入観」が誤解の原因になっていることが多いそうです。伝え手の人物像やメッセージの内容について」、受け手が持つ何かしらの事前情報が、先入観あるいは偏見となって伝え手のメッセージを歪めて受け取ってしまう。
誤解のほとんどが「省略」と「先入観」が掛け合わさって生じている。なので、コミュニケーションの際にそのことを意識すれば誤解を避ける振る舞いができるのでは、ということです。
言うは易しですが…でもでも、今までは考えてもみなかったことなのでいいヒントにはなってます。
西成さんは、誤解についてちょっと意外なことを言っています。
誤解とは人間社会に必要なメカニズムであり必要悪である。人と人との間にある誤解のストレスは人が行動する原動力の源泉の一つである。「本当の自分はこうだ」「本当はこうすればいいのに」と言った気持ちの根底に誤解があり、その誤解のストレスが文学や芸術、政治経済などさまざまな社会活動の原動力になっている。
誤解は悩みの材料ではなく、プラスな存在。
究極の前向き志向です!!
夫や娘からの故なき(ウソ)誤解を解くため今日から前向きにがんばろう。PR
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