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介護の業界紙・シルバー産業新聞にちょっと耳の痛い話がのっていました。
看護師でケアマネジャーの佐藤文恵さんが、いま日本中が聴く能力を失くしつつあると警告しています。大声で自論を主張する前に、真摯に話を聞いて相手を理解し、共に考える。人々の心のゆかかさ・おおらかさこそが、この国の強みであると。
人の話をちゃんと聞かないで切れる経験者や専門職が多いそうです。
実務経験5年以上のケアマネ対象の研修では、基礎研修とは比較にならないほど時間やルールの勝手な変更が多く、仕事が忙しいからという理由で遅刻したり、疲れているからといって寝過ごしたり、自分のやり方に反論されたらブチ切れたり…佐藤さんは、そんな彼らが相談支援のベテランであることがショックだと言います。
予想と異なる回答に対し即切れるのは、高学歴・研究熱心で勉強家、真面目な専門職によくみられる傾向だとか。文面の理解力の問題ではなく、落ち着いて読み検討するという余裕がなく、すぐに激しく感情的な反応を返すので、業務に支障をきたすことが多いそうです。
高学歴・高度専門職ばかりではなく、佐藤さんが危惧するように、日本全体に即ギレ・ブチギレが拡がっているように思います。
私も家族に対し即ギレ・ブチギレが多く、家族も逆ギレするのでやかましいことやかましいこと…しばらくして思います。全然大したことでもないのに、なんですぐにキレてしまったんだろうって。
傾聴が大切とか言われていますが、現実は傾聴とは正反対で、相手がしゃべった瞬間言い返したり、聞いているようで実は、自分がどう言い返すかばかりを考えていたりします。
日本人は自分の考えをもっと主張しないといけないとか言われますが、意味を完全に取り違え、錯覚し間違った道に進んでいるようです。
期間限定で口を開かず相槌だけにしてみるのもいいかもしれません。悶絶死する人がいるかも。
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