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死ね!!
私にとって、亡き母を思い出すなつかしい言葉です。
小学生のころ、きょうだい喧嘩のとき姉に向かって「死ね!」と言って、母にひどく叱られました。それだけは言ってはいけない言葉。死ぬとはどういうことなのかわかっているのか。人に死ねと言うことの意味をわかっているのか。絶対にその言葉だけは言ってはいけない。
すぐに改まったわけではないけれど、すごくよくない不謹慎な言葉なのだということはわかりました。
ただ、今でも抑えられない怒りに見舞われると「死ね!!」と思うことがあります。大なり小なり争い事はすべてこういった修羅や地獄のような心情が引き起こすのだろうと思います。
死ねに限らず自分が言われたらとてもつらいこと、嫌なこと、悲しいことも、他人には平気で言ってしまう。他人も自分と同じように、いろんなことを感じる人間なのだということがわからない。
人間としてのやさしい気持ちはあるのだけどもそれを開花させることができない。
花が開花するのは水や光や熱などいろんな刺激を受けるから。
何もなければ花開くことなく枯れていくだけ。
人間としての成熟はなくても年月が経てば生物として老いて死にます。
人間とその他の生物、あるいは物との違いってあるのだろうか。あるとしたらなんだろう?例を挙げればいろいろあるのかもしれないが、その違いというのはどれほどの違いなのだろうか。桜と梅は自分たちの違いをすごくすごく大きな違いだと思っているかもしれない。でも人間は桜と梅は犬とおにぎりほどには違わないと思っている。
死ね!と叫ばずにいられない心情は地獄のように苦しいものだろう。だがおそらく、地獄の住人にはただの水も甘露も地獄のように熱いことだろう。
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