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「人材」という言葉に「育成」や「開発」がつくと、とたんに立派な内容・概念に早変わりするようです。

人材の材は材料の材、木材の材である。そこに人をつけているのだから、事業を行うにあたって必要な人員という意味でしかないのだが、日本人は過剰な装飾をつけたがる。

人材の材に宝の財をあててみたり…

使い物にならない新人を会社が教育して、会社の利益になるようにする。それが人材育成である。

ただそれだけのことである。

なのに人材育成となると、自ら考え行動するとか、チャレンジ精神を養うとか、コミュニケーション能力を培うとか、それ御社では無理です!というようなものが並ぶ。

仕事に必要な技術や知識はどうでもよく、むしろ生きる力や人間としての強さだ!とか、わけのわからないものが多いです。

社員を「教育」するのは大変なことです。0歳から育てている我が子でさえうまくいかないのに、20歳を過ぎた社員を「教育」するなんて相当な覚悟が必要です。「人材育成」「能力開発」専門の会社に丸投げ・アウトソーシングしてできるものではありません。


ソフトブレーンの創業者:宋文洲さんが、かつて4種類のじんざいについて書いていました。

多くはただいるだけの社員で、いくらでも替えのきく「人在」

数は少ないが、仕事がちゃんとできる「人材」

ある一定数は存在する害を及ぼすだけの「人罪」

非常にまれな、経営者と一体になれるだけの優秀な「人財」

人財好きの(きれいごと好きの)日本人からしたら、下品な話です。

ちょっと古いのですが、宋さんの「社員」についての考えも下品な話としておもしろいので紹介します。

「社員」には会社を救う将来の経営者も居れば、会社を裏切る卑怯者もいるのです。家族のように大切にしたい「社員」も居れば、二度と顔を見たくない社員も居るのです。嗚呼、「社員」。中国ではもう死語になりましたが・・・

人は宝。これは一面において真実です。

人罪のような社員でも、ただいるだけの社員でも、わが社の社員であるだけで宝だ。そう思えるならまさに人は宝です。

無理!!



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