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女性活躍云々はなんかすでにもう聞き飽きた感が強い。「手垢のついた」という形容詞がぴったりくる。私は女性で良かったと思っているし(男性を経験してみたい気がないでもないが)活躍だって好きな言葉のひとつだ。なのに、さんざんいいように使いまわされてボロ布のように捨てられるのかと思うと悲しい…

雇用とか労働の話をするのに今じゃ「女性活躍」は外せないらしく、必ず言及されている。外交時には必ず北方領土を持ち出されてうんざりするロシアの官僚や政治家、慰安婦や過去の蛮行を持ち出されてうんざりする日本の官僚や政治家のようにゲップが出そうだ。

と思っていたところ、この日本においても意外な分野で女性が増えていることを知り驚いた。

猟師(漁師ではない)を目指す女性、狩猟に打ち込む女性が増えているそうだ。女性の狩猟免許取得者は90年度は890人、2012年度は2037人である。2012年度に初めて2000人を突破し、近年は特に増加傾向にあるとか。

猟師と言えば、クマが出没したときの頼みの綱である猟友会や、あんたがたどこさのてまり歌に出てくる熊本せんば山のタヌキを取って煮て焼いて食って木の葉でちょいと隠す猟師ぐらいしか思い浮かばない。想像する姿はおじいさんだ。

実際、狩猟免許取得者の6割以上が60歳以上である。

新聞に紹介されていた女漁師の一人井野さんは、自然体験教育を行っているNPO法人への就職をきかっけに山村に移り住んだが、そこではシカやイノシシなどの食害がひどく、高齢化で狩猟者数も先細るなか、自ら銃を取るようになったそうだ。

井野さんは「獲物にとどめを刺すとき、嫌だなとためらうこともある。その代り、無駄にする部分を少なくし、最後まで命を頂くよう心掛けている」と話す。

田舎暮らしに興味を持ち山村に移り住んだ山本さんは、2014年に漁師デビューし、先輩ハンターたちと30回出猟、3頭の二ホンジカを仕留めている。所属する猟友会に女性はただ一人。雪山で獲物が来ることをひたすら待つことも日常茶飯事で、かなり根性が必要とか。

山本さんは「流行り廃りではなく、殺生の意味を考え、獲ったものを大事にすることを考えて欲しい」と話す。

肉も魚も食べるくせに、猟師とかハンターとか聞くと、野蛮怖い残酷などと思ってしまう私には耳の痛い話です。おそらく欧米などでは銃に馴染んでいる女性は相当多いと思います。ライフル狂いの女性の話などを聞くと、先入観と偏見でもって見てしまいます。

女性活躍などといった浮かれた話とは縁が遠いかんじですが、意外な分野に進出している女性ということで関心を持ちました。


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