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ヘイトスピーチにみられるような他者への激しい攻撃の背景には、誤った歴史認識や他の民族、異なる価値観への偏見などがあるというのは共通認識であろうと思われる。
そこにもうひとつ、「若者の承認欲求」の問題があることを見逃せない、とする人がいる。
承認への欲望というよりも、むしろ承認されないことへの不安のほうが大きいということだ。
ヘイトスピーチを行う団体の元メンバーの言葉に次のような発言がある。
「僕らって、親からも世間からもたいして評価されてないじゃないですか。なのに、活動仲間は必ず僕を認めてくれた」
自分を初めてちゃんと認めてくれた、その喜びは大きかったことと思う。
(親が子どもをホメるときは、ちゃ~んと考えてホメないといけないのだな…と反省…)
ヘイトスピーチを繰り返す理由はまだあるようだ。
他者を貶めることによって得られる快感や満足感である。
ある精神科医は、自信のない人ほど他人を無価値化して、自分自身の価値を保とうとする、と言う。
自分を磨き、向上させるのは困難が伴う。一方、悪口や欠点を並べて他人を貶めるのは簡単である。労少なくして、容易に自己の優越感を得られる。これが他者への中傷のメリットである。
常に人に勝りたいと願うがゆえに、人を見下し、軽んじる。それでいて、自分は礼節や信義を重んじる人間だとばかりに、外面を偽り飾る。自らは正義面しながら他人を誹謗して、その尊厳を傷つける。
社員をうつ病に追い込む方法を指南し、世間から激しく糾弾されている社労士は、東京新聞の取材に対し、「社員をうつ病にしたいと思っているわけじゃない。心を入れ替えてほしいだけだ」と話している。
そうだ、難民しよう!のはすみ氏にしても同様である。
彼らの性質(たち)が悪いのは、「僕・私悪くないもん!みんなの本音を代弁してるだけだもん!ブラック社員やナマポや難民にはみんなムカついてるよね!!」という正義面がチラついていることである。
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