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自分の力でがんばろう、やってみよう、チャレンジしてみよう。このように思うときとは、どういうときだろうか。

人の頼りにならないことが身に染みてわかったときだろうか。誰も助けてくれる人がいなくて、孤独に打ちひしがれた後にくる悲壮な決意として出てくるものなのだろうか。



どんな状況でも、自分には応援してくれる人がいると感じたときこそ、自ら一人たち、頑張ろうという勇気が湧き出てくるのである。ツライとき、挫けそうなときに支えてくれる人がいる、そのことがどれだけ自分を勇気づけるか。

支えてくれる人とは、自分の代わりに何かをしてくれる人ではもちろんない。ツライ気持ち、悲しい気持ちに寄り添ってくれる人である。

子どもには我慢させたほうがいい、厳しく躾けたほうがいい、従業員を甘やかすとろくなことがない、就業規則などで規律をガッツリ守らせないと大変なことになる、要介護老人でもできることは自分でしてもらわないと本人のためにならない…

このような正論もどきがまかり通ってしまうと、誰もが不幸になってしまい、火山灰で太陽が覆い隠されたように暗くなってしまう。

愛情も思いやりもなく、自分の都合優先で相手のやるべきことを奪い取り、その結果自分でやろうとしなくなったと言って口汚く罵ったり、自立心を養うなどと言って突き放してみたり…

トンデモ学者やトンデモタレントのトンデモ話を真に受けて振り回されるのは終わりにしないとね!

「自分の気持ちをわかってもらえた」と思うだけで、人は前に進む意欲が復活するもの。

泣いて馬謖を斬るような高等かつ高尚なことをできる人はそうそういないです。全然関係ないのに、英雄を持ち出して気取るのはよくありません。





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