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役所や専門職と言われる人たちに相談して「できません」「無理です」と言われた場合、多くの人が「本当にできない」「本当に無理」と思ってしまうのではないか。なぜなら「役所」「専門職」が「そう言うのだからそうなのだろう」と思ってしまうようだ。なんとなく納得がいかず、誰かに話してみて「それおかしいよ。他のとこにも聞いてみたら?」と言われたら、やっぱりそうだよねと思い、次の行動にも移せるだろうが、もしもそこで「役所や専門家がそう言うのならそうなんだろう」と言われたら「やっぱりそうか…」となってしまうだろう。

人間の心理として、同じ回答が2回続くと「そうかもしれない」と思ってしまうのかもしれない。偶然に左右されてしまうということなのだろうか。

間違ったことを伝えてしまう役所や専門家はどうだろうか。無知やカン違い、ミスによるものがほとんどだろうが、なかには間違っているとわかっていて間違ったことを言う場合もある。

意地悪や嫌がらせというのもないことはないのだろうが、どちらかというと利益のため、または「本人・相談者のため」ということもあるのかもしれない。

だが、どういう理由であろうと「間違っているとわかっていながら間違ったことを教える」ことは道理に反する。

資格等が与えられた職種であれば、依頼者(相談者)は職業的な知識に付随した良識・常識を期待している。それが難関資格であればなおさらだ。

医者に行くのに「人の命などなんとも思っていないかもしれない」「儲けるためにいらぬ手術をするかもしれない。いらぬ薬を出すかもしれない」などと思わなければならないのが普通であるとは考えたくない。

医者であれ弁護士であれ、本人の才能や努力で得た資格であるが、多くの公的・私的な助けも当然あったはずだ。また、優れた能力を有しているならその能力に伴う責任があるはずだ。

良識や常識をもって誠実に職務を果たすことはきれいごとや甘い考えだろうか。

だれもが「先生」などと持ち上げられている世の中だが、「本当の先生」こそ誠実に仕事をする権利と義務がある。依頼者(相談者)を侮り、門前払いすることなく対応してほしい。

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富山の実家へ墓参りに行ってきた。先月オープンした三井アウトレットモールを通るので渋滞が心配だった。だが、どうせ通り道なんだし、ちょっと寄ってみるか、お昼ご飯はそこで食べようかなどと甘い見通しで決めてしまった。

早めに家を出て墓参りの後、ちょうどお昼めがけて向かったのだが、そもそもお盆の真っ最中、そしてちょうどお昼時。アウトレットモールなど関係なく金沢方面に向かうだけの車までも巻き込んでのすごい渋滞だった。進むことも退くこともできず、相当な時間をかけて車をとめて店内に入り、フードコートに直進するも、どこの店も長蛇の列で、席も空いておらず。夫と子どもが列に並んで私は食事が終わりそうな家族と交渉してなんとか座席を確保。

食事が終わりかけるといろんな人から座席の交渉をされたが、すでに別の家族と約束済みで断らざるをえず、他人事ながら心配になった。

店内を見て回るが、なんといっても「アウトレットモール」だ。日常生活用品を近所のJAとディスカウントストアですませて、書籍以外に物を買わない自分には全く関係のない物ばかりが並んでいて、眺める楽しみさえもなかった。つくづく自分には縁のないところなのだと思った。行こう~行こう~とせがんでいた夫でさえ、人の多さで早々に帰りたがった。6歳の娘だけはアイスクリームを食べなきゃなりませんといってきかず、困った。アイスの店は長蛇の列、スタバのようなその辺の店でさえ長蛇の列。アウトレットモールなので飲食に関する店が少ない。なぜかコンビニのファミマがあるがそこも長蛇の列。それでもソフトクリームを食べている人をみかけるのでどこかにあるはず!と探すと、富山県のお土産コーナーでようやくちょっと短めの列のアイスの店を発見。

アイスを食べて観覧車にのって帰る。

メルヘン建築で失敗し、再生にかけている小矢部市長の意気込みはわかるが、アウトレットモールの先行きはいかに…小矢部市の人たちの雇用は増えるだろう。県外客や外国人客をどれだけ集められるかがポイントだろうか。

私は帰省方法を別に考えないといけないかもしれない。仕事にだって差し支える。

本当に疲れた。

夫婦円満、家庭円満というのは夫婦・家族間に争い事がなく、仲が良い状態のことを言うのだろう。夫婦円満でうらやましいですね~などとお世辞やお愛想で言うことがある。その程度のものである。

円満退社という言葉もあるが、これは会社と揉めずに退職した場合に使うようだが、結婚・出産
が理由の退職以外だと定年退職あたりが該当するのか?いや、現在これこそが円満退社を妨げる要因なのか?どうも円満退社は幻想に近いような気がする。

当事者たちが勝手に、円満退社だった、いやちょっと揉めたから円満とは言えない、有給休暇をまとめて取ったから(取らせてくれなかったから)円満とは言えない、とやっているのは別にいいのだが、しかし、もしも「円満退社じゃないと退職金は支払わない」として「円満退社かどうかは会社が判断する」なんて規程があったら、これは揉め事の種を作っていることになっていないだろうか。

基準も何もなく円満かどうかは会社が判断するってのはずいぶん恣意的じゃないか。でたらめすぎる。就業規則にはなんでもかんでも書きゃいいってもんではないだろう。

以前知人から、会社の就業規則が変わって、退職は3か月前に申し出ないと認められなくなったんですよ~という相談を受けた。どこかのろくでもない社労士のアドバイスでも受けたのだろうか?

有効かどうかはともかく、書くだけ書いといた方がいいですよ。とかなんとか言われたのだろうか。就業規則に規程があるかないかで実際裁判の勝敗が決まったりするので、就業規則に何でも書きたくなるのはわかるが、ものには程度や道理、常識がある。

いくら念のため、書いておけば安心といったって、その規程は従業員を縛るわけである。従業員を不当に縛ることが会社の利益になるのか?

アドバイザーとしての常識や良識を捨て去ってでも、無数にあるリスク要因を就業規則というあのちゃちなホッチキス(何語やろ)留めの冊子でカバーしようとするのはそれこそ無謀ではないか。

法的規範であるというのが判例でも明らかなようだが、ちょっと異議ありだな~。保険契約や運送契約など普通契約約款からの流用らしいが、民法改正で約款が見直された現在、就業規則も見直したほうがいいんじゃないかな。

最強の就業規則を作る!!が社労士商売のウリでもあるようだが、常識や良識に反するものは抵抗感が強いです。

挿絵やイラストでごまかしてもだめですよ…

昨日に引き続き、シルバー産業新聞からの話題です。

看護師でケアマネジャーの佐藤文恵さんが、「ホンモノとニセモノ」について書いています。

佐藤さんが社会人になって初めて就職した病院の外科病棟では、プロ意識を持つスタッフたちのチームワークが良く、忙しく厳しい日々ながらも充実感があったそうです。その後医療機器ディーラーに転職し、病院しか知らない佐藤さんは、その会社で社会一般の常識や企業人として組織の仕組みなど様々なことを学びました。各領域ごとのスペシャリストたちが絶妙な協働で円滑に仕事をすすめるプロセスを見て、その誠実な仕事ぶりに惚れぼれし、各人にホンモノの仕事人の魅力を感じたということです。

一方、介護業界には資格や肩書だけの見かけ倒しのニセモノが多いとのこと。

* 人工肛門のパウチがうまく装着できないからといっておむつにさせる「専門」ナース
* 主婦から在宅診療に復帰し、「ブランクがあるからカテーテル交換ができない」と言うパートの医師。
* 学会で座長を務めながら、演者の発表中に携帯を鳴らし席を立つ失礼な座長と、互いに注意し合わないベテランケアマネたち。
* 認知症の独居利用者に「忙しいから、訪問時間は前日夕方に電話する」という訪問看護師。
* 尿や便が溜まりすぎて漏れるのに「水を飲ませて歩かせたらおむつは外せる」と根拠なく豪語する訓練士。
* 研修会のお知らせを「全部勉強したから私には必要ない」と少しも待てず話を聴けない指導者。

佐藤さんはこれらをみなニセモノと断罪している。

私も身に覚えがないとは言えないかも…
無理・できない、と謙遜の皮をかぶった怠慢はなかったか、自分の都合だけで物事を決めていなかったか、自分の能力のなさを周りのせいにしていなかったか、深く考えずに新しいものに飛びつき、躊躇する人を非難していなかったか、思い上がりから人の話をろくに聞かないことがなかったか…

実践力が乏しく応用力や探求心もない。医療や福祉に限らず、日本社会の全体に、この薄っぺらなニセモノたちが蔓延している。佐藤さんはどこまでも厳しいです…

でも最後に前向きなメッセージを発しています。

流行りに流されず、ホンモノの力を見極めて未来へ伝えよう!

私は今日から頑張るつもりです!!
介護の業界紙・シルバー産業新聞8月号に、「介護保険に頼らないビジネスの開拓を」という記事があった。(シニアビジネスについての連載物)

今後介護事業者は、
①国の求める方向性に食らいつき、介護報酬を得て事業を経営するか、
②介護保険制度に依存しない事業を開拓するか
のいずれかを選択する必要があるとして、保険外のシニアビジネスを始める際に知っておくべき常識をいくつかあげている。

1つ、コストと品質とのバランス感覚を持つこと。

当たり前やん、と思うなかれ。小規模デイサービスの例が紹介されている。10人の利用者に対してスタッフが10人。食事・おやつはスタッフによる上げ膳下げ膳、ピアノの生演奏までも。今回の改正でもっとも大きな報酬減となったのが、定員10名以下の小規模デイであるが、裏を返せばそれだ報酬が高かったということだ。多くの人が起業し、数が揃ったところで梯子を外されたわけだが…

1つ、介護サービスのときと別の土俵での市場開拓が必要。

1割の自己負担に慣れた者にとっては、ちょっとの値上げでも抵抗感が非常に大きいのである。介護保険=安く使える、なので保険外のサービスというだけで高いように感じてしまうようだ。経験あり…

1つ、商品には機能だけでなくスタイリッシュさも必要。

これも当たり前のことなんですが、公的保険サービスの場合、要介護者・高齢者だからって、ダサくても別にいいと本気で思ってるんですね。要介護の高齢者が年寄りくさいデザインが嫌だと言うと、本気で笑ったりしますから。私はおばはんだけど、ちょっと身なりに気をつかうこともあって、夫がそれを笑うと気を悪くしますよ。みんなそうじゃないですか。違ったらすみません…

介護保険の改正は毎回「改悪」と言われます。そのとおりだと思います。でも、じゃあ「よいこと」って?と言われると上記小規模サービスのようなことがやっぱりありました。

特養だって最初はウハウハだったんですよ。それこそ、福祉や社会的弱者救済の美名のもとに。
私がはじめて特養に勤務した10年程前だって、けっして待遇は悪くなかったですよ。急激に悪化したけど…保育界からの転職だったので、「なってラクなところなんだろう!」と思いました。

最後にひとつ。

福祉業界が「ビジネス!」という場合、極端というかあまりにカン違いが大きいというか、権力を毛嫌いする者が権力を握った途端に権力の亡者になるような…なんか「それ違うでしょう」となることが多いようです。ビジネス界から人材を取ったりなんかしちゃってね…

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