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宿泊・飲食業と言えば、低賃金で重労働、対人サービスなので神経を使い疲れる…こんなイメージがないでしょうか。消費者として見れば、安くてメニューが多くて、サービスも割とよい、高給とは言えない自分の賃金でも楽しめる…

この業界は収益力が低いのですね。(介護業界も同じようなことが言えます)

星野リゾート代表の星野佳路(よしはる)氏が、先日の新聞で業界の収益向上について提案をしていました。

インバウント(訪日旅行者)効果を認めながらも、日本の競争力が向上したというより、外国に旅行する人の数が世界中で伸びており(特にアジア)マーケット自体が広がっているためである。国内観光旅行の消費額の割合では、インバウントは15%程度。一方、日本人の国内旅行消費額は長年20兆円規模を維持している。とはいえ、長期的には緩やかに落ちている。その要因は人口減ではなく、旅行参加率の減少。特に20~30代の男性が国内旅行を避けがち。彼らのおよそ半数は1年に1回も国内旅行をしていない。このように冷静な分析をしています。

宿泊・飲食サービス業での非正規雇用の割合は75%以上で、これは産業界の中でもっとも高く、収益を出せていないのが原因。雇用増加などで地域経済に貢献できず、投資も呼び込めない。とまあ、かなり厳しく自らの業界を見ています。

収益を上げるための政策レベルでの改善として、連休の分散化を提唱しています。今は年末年始と夏休み、GWなど特定の100日に休みが集中しており、観光地は旅行者であふれ、宿泊の値段は高くなり、その結果旅行しないという選択肢が生まれ、すごくもったいないとのこと。

就業規則を見ていても、年末年始と夏休みが特別休暇となっているところが多く、有給休暇が半分程度の消化率にとどまっていることを考え合わせると、(人手不足や業務量過多でも)みんなで休むのはいいけど、自分から請求して自分だけ休むのはちょっと…という心理が見えます。でもこの「みんなが休む」時期は本当に時間もお金も無駄にしなけりゃいけない状況です。

連休分散はいつぞやどこかの政党もやろうとして失敗してました。年次有給休暇の計画付与を義務付けるとかの法改正もセットじゃないと無理なのかも…

星野さんはLCCの受け入れ空港を増やすことも課題として挙げていますが、私は決して飛行機賛成派ではなく、ゆっくり旅を楽しみたい派ですが、LCCにはあえて大賛成します。

なんでって、あまりにも新幹線を通し過ぎて、安くのんびりゆっくりの電車の旅ができなくなりつつあるからです。北陸は新幹線のおかげで青春18切符も使えません。

たかーいお金を使う人だけを相手にしていては商売になりませんよ!これは宿泊・飲食業界だけではないですね!!

たか~い能力にしかカネを払いたくない、その他大勢は安く使い倒したいという人、自分には使う権利があるとなぜか思っている人。世の中の多くはその他大勢であることをお忘れなく!

私は長年世間の相場と無縁だったのですが、子どもがいると世間に合わせなきゃならないことが多いです。今年から子どもは小学生なので、徐々に世間相場から外れていけると思うと嬉しいです。



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