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知らなければ損をする。闘わなければバカをみる。
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『からすのパンやさん』という絵本がある。我が家にある古本には、初版1973年、1997年195版となっているので、かなり読まれているロングセラーのようだ。
夫婦でパン屋をやっているカラスの家に、4羽の赤ちゃんガラスが生まれる。お父さんカラスは朝早く起きてせっせとパンを作るが、赤ちゃんが泣きだすと、とんでいってあやしたりだいたりするもので、パンは焦げたり半焼きになったりしてしまいます。
お母さんカラスもお店をせっせと掃除したりしますが、赤ちゃんが泣きだすととんでいっておっぱいを飲ませたり、おしめをかえたりするので、お客さんを待たせたり、お店がちらかったままになっています。
そんなこんなでパンを買いに来るお客さんがだんだん減って、だんだん貧乏になっていきます。
4羽のカラスはやんややんや騒ぎながらも大きくなっていきます。パンが売れないので、4羽のおやつはいつも売れ残りのパンでした。4羽がいつもパンを食べているのを羨ましく思った友達が、「買に行くからおいしいパンを作ってね」と言いました。4羽の子ガラスがお手伝いをしておいしいパンをいっぱい作りました。小さなお客さんに大好評のパンはあっというまに口コミで広がり店は大繁盛…
というお話なのです。
この絵本をはじめて読んだのはずいぶん昔のことです。特に面白いとかいう印象はなかったのです。娘に読み聞かせるときは、早く終わらせたいのでとばしながら適当に読んでいました。まだそれほど面白いとは思っていませんでした。ただ、あれ?これって、仕事と子育てに関するはなしなのかな?と漠然と感じていました。はじめてきちんと読んでみて、ようやく仕事と育児の両立がテーマなのだとわかりました。
カラスのお父さんとお母さんは保育園に子どもを預ければよかったのか?もしそうしていたらどうだっただろうか?子どもを抱えながら働くのは雇用であれ自営であれ大変なことだ。子どもを理由にしょっちゅう仕事に穴をあけられたらたまらない。仕事をちゃんとするには、保育園のようなところが絶対的に必要なのか?
親の就労にかかわらず、すべての子どもに教育を!新保育制度の理念である。待機児童解消が目的になっているが…
妊娠・出産したら仕事はおやめなさい。妊産婦は体が重く使い物にならない。子どもが小さいうちは貧乏でも我慢しなさい。このように言ったおばあさんがいました。
かなりのブーイングでした。でもその通りなんですね。これが世間の風なのです。子どもを育てながらの仕事は容易ではない。仕事にならないから貧乏になってしまう。ほんとにそうなのです。でも、幸い子どもって大きくなるんです。
カラスのパンやさんみたいにね。
つづきもあるよ!