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「お金は天下のまわりもの」というように、自分の財布から出ていったり入ってきたりするものである。

入ってくるのは嬉しいが、出ていくのはおもしろくないのがふつうだ。夫は固定資産税や自動車税などの納付書がくるたびにうんざりしたように悪態をついている。公共サービスの低下には腹が立つみたいだが、そこに矛盾はないらしい。

それはさておき、お金が出ていくと言ったって、ドブやゴミ箱に捨てたり往来でばらまいているわけではない。そういう人もいるかもしれないがごくごく少数の人だろう。(そんなつもりじゃないのに、そうなっちゃったという人は多いだろうが)多くは物やサービスの購入にお金を使っているのである。

お金が入ってくる場合も同様で、な~んもしてないのにお金が入ってくるということはほとんどない。多くの人は「労働の対価」としてお金を得ているのである。雇用されている人は会社などから、事業主などは客から。

つまり、お金が出ていくのも入ってくるのも双務契約に基づく取引によるもので、そこに特別な意味はないのである。

にもかかわらず、人は自分の財布を満たしてくれる相手をありがたがり、自分の財布から持ち出す相手を忌み嫌い、ときに見下す。

給料をくれる会社に対しては、へつらい卑屈である一方(給料の源泉である客などにはなぜか居丈高だったりするが)カネを払う商店などでは店員に対し、横柄で傲慢な態度を取る人。

取引先の客には揉み手でおべんちゃら三昧である一方、出入りの業者などには恥ずかしくなるほど居丈高にふるまう人。

会社間の取引であっても同様だ。

一見カネをくれる相手を大事にしているように見えるがそうではなく、カネをくれるから自分の本心(相手を見下したり蔑ろにしたり)を隠して歯の浮くようなおべんちゃらを言うのである。へつらっているのだ。

労務やサービス、情報などを受けておきながら、「カネを払ってやる」といったふんぞり返った態度でいる。

自分はどうか。自らを振り返ってみて、おおいに反省しなければならないところがあるかもしれない。

社労士は顧問先から「先生」などと呼ばれて、やや丁重な態度でもてなされているかもしれないが、相手の本心というものを考えてみたことがあるだろうか。

自分では顧問、コンサルタントと思っていても、相手は出入りの業者と思っているかもしれないのだ。だが、出入りの業者だからこそ見えるものもある。うまく利用してやろう、安く使ってやれ、このような事業主の本音は「先生」では見抜けない。

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