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対面でも電話でも、相談を受けるのは苦手である。

自閉症の人は、「普通に会話ができない」「簡単な質問にもすぐに答えることができない」と言われます。音声と意味がバラバラだったり、ひとつのことにとらわれて全体が見えなかったり…当事者や支援者の話ではいろんな原因があるみたいです。

私は自分が相談を受ける立場になると、自閉症の人と同じような状態になってしまいます。(相談を受けるときだけじゃないけど…)

一番の原因は、知らないこと・わからないこと(言葉)があったときに、そこにとらわれてしまい、「なんて答えようか」と焦ってしまうことです。

先日、たまたま「全くわからないこと」と「よくわかっていないこと」についての相談がありました。先方は私がわかっていないなどとはつゆとも思わないので、ガンガンしゃべりまくります。

相手の話のなかで「あれ、なんかおかしいな」「それは違うんじゃないのか」と焦りながらも思うわけですが、自分のわかってなさにとらわれてすでに逃げの体制に入ってしまうのです。

どこか別の機関を紹介するのですが、相手はなかなか引き下がらずなおもしゃべり続けます。感情的になっているときは、適度に相槌を入れながらとにかく聞きます。そうすると、ようやく相手がどうしてほしいのかわかりかけ、いくつか解決策を提示することができます。

私はこのようなとき、つくづく対人関係でつまづく人が多い今の時代の生きづらさを感じます。

意志の疎通がうまくいかず、ギクシャクすることはよくあることです。対面で話していてもうまく伝わらないのですから、電話や電子メールではなおのこと誤解が生じます。うまくいかないことが当たり前なのに、うまくいくのが普通で、それができないのはどこかに欠陥があるから。そう思われているような。これでは人と話すのが怖くなってしまいます。

2つの相談を通して、自分の欠点がよーくわかりました。

それと、もひとつわかったことが。

世の中には自分の知識が間違っているかもしれない、とは考えない人がいるということを知りました。断言するのです。間違ったことを。そして多くの人が、間違ったことでも断言されると信じてしまうということもわかりました。「そこまではっきり、きっぱり言うのだからそうなんだろう」というわけです。

他にも思うことはやまほどあったのですが…

相談事例というのはいろんな意味で次の仕事につながる宝の山です!

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