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「罪を憎んで人を憎まず」ということわざがある。

人が罪を犯す理由には、そのような悪い結果になってしまうまでに、それなりの事情があり、人そのものを憎むのではなく、その罪に至るまでの心の中で生まれていった悪い思いを憎むべき、ということです。孔子の言葉だそうです。

わかっちゃいるけど、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで、人を憎まずどころかその憎い人が使った物や好きな物・人までが憎たらしくなってしまうものです。

人事考課が難しいのも同じようなことかなと思います。

人物ではなく、職務を評価する。

言うは易く行うは難しです。

そもそも「職務」というものが労働契約上定まっていないことが多く、定まってはいてもそれほど厳格ではなくゆるかったりするので、「職務」そのものを評価するという発想自体がないわけです。そこには、どうしても「人物」評価が入り込んでしまいます。というか、そっちが主体だったりします。そうなると、当然ながら評価は恣意的、つまり「でたらめ」「好き勝手」「てんでばらばら」になってしまいます。サービス業が労働の主流を占め、製造業までがサービス業的であることが求められている現在、特に対人援助サービス業などは、職務評価が難しいのではないかと思います。それぞれが自分の「思い」をダイレクトに評価基準としてしまいがちです。

その一方でチームワーク、コミュニケーションというものが声高に叫ばれ介護・保育系セミナーなどのテーマとして人気です。数時間~数十時間のセミナーの受講でチームワークやコミュニケーション能力がどうこうなるわけではないのですが、労使共に飛びつきたくなるテーマのようです。

曖昧でふわふわした「なんとなくいいかんじ」がウケているのかもしれません。そういうのも時にはいいと思います。ただ、そっちに重点を置きすぎるのはいけません。

時間がかかっても、頓挫しそうになっても、着実に「職務」に向き合い、制度を構築していくしかないと思います。

人を憎まずって、ほんと難しいです!

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