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週刊金曜日が手に入ったので久しぶりに読んでみました。書店ではなかなか手に入らないのです。

佐高信(まことさんというのですね。今気づきました。勝手にしんさんだと思ってましたが…)さんが、「新・政経外科」というコラムの中で、辛淑玉(シン・スゴ)さんの連載エッセイ「国家という暴力団」を本質を射抜く国家論であるとしてホメあげていました。一方、けなされていたのは姜尚中(カン・サンジュ)さんでした。佐高さんが直接けなしたわけではなく、在日総合誌『航路』の中の、辛淑玉さんとミュージシャンの趙博(チョウ・バク)さんとの対談で趙さんが「キショクワルー」と言ってけなしているのですが。姜さんの何が「キショクワルー」なのかというと、昨年3月のテレビ番組で、安倍総理が自衛隊をわが軍と発言したことに対して、姜さんが「安倍総理にも立場がおありでしょうが」と敬語を使ってコメントしたことだそうです。

辛は国家に歯向かう骨のあるやつだが、姜は国家に尻尾を振る卑屈な情けないヤツということでしょうか。ミュージシャンの趙さんは、なぜ市民社会で成功した在日は日本人が好む「素直で心根の優しい朝鮮人」「苦悩するマイノリティ」となるのかと問うています。佐高さんは「趙は鋭く問うている」と持ち上げていますが、多くの在日の人が素朴に感じていることだと思います。少数派マイノリティは誰もがなり得るもので(例えば専業主婦ママの集まりの中では、働くママは少数派ですよ~)なってみると強気にはなりにくく、目立たず波風立てず憎まれず…となります。

姜さんにだって立場というものがおありでしょうから。アウトローを気取っていればよいという気楽なものではないと思います。

辛さんは、私が購入している教育雑誌で以前すごい辛口のエッセイ(甘口のはないのかもしれないが)を書いていて、毎月新しい号が届くたびに真っ先に辛さんのエッセイを読んでいました。期待を裏切る内容はほとんどなく、稀にちょっとソフトなときがあり、辛さん具合が悪いのかな…と、そんなときは心配になりました。辛さんは国家にケンカを売るのが仕事なんです。仕事をしてるからってホメてどうすんですか。

佐高さんなんかがホメなくてもいい!ホメて辛さんが面白くなくなったら佐高さんのせいだからね!

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