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有給休暇って、なんか注目されてるかんじです。

会社に有給休暇の制度がないから取れない…とかいう人もまだまだ多いのですが、労働基準法に規程されている法定休暇であることも徐々に知られてきています。

でも、知っているのにやはり有給休暇は取れない、取りづらいという人がすごく多いのではないでしょうか。

権利なんだから取れますよ!と言いつつ、当然の権利のように有休を取る人に対しては反感を持ったりします。

権利と権利がぶつかるのですから当然です。

安保法案で注目されている憲法もそうですが、「権利」という近代的な新しい概念は、実のところわかっているようでよくわからないのです。

社会保険労務士としては、事業主に根気よく有給休暇を説明して、今後の強制付与にも対応していけるようにしないといけないとは思います。

ただ、やはり思います。

有給休暇という概念は簡単には理解できないのではないか。理解はできても納得はできないのではないか。

労働者の方は、権利ですよ!権利なんだから行使しなきゃ!主張しなきゃ!と言われ、おずおずと、やがて大胆に請求しだします。でもそもそもその権利が何なのかよくわからないし、権利と権利がぶつかったときには、どうしたらいいかもっとわからないと思います。話し合いで~とかなって感情のしこりが残って、結局権利もあやふやに…ってかんじでしょうか。

会社側には、時季変更権という控えめな権利はあるのですが、この権利と有給の請求権がぶつかったときは、労働者側があきらめざるを得なかったり、でも不満は残ってぶーたれたりと、みんなが権利権利と浮かれるだけだと権利合戦みたいになってしまいます。

労働を苦役とみなす宗教的背景から有給休暇はきているんでしょうか。

仏教徒である私は実はよくわからないのです。

権利が強制的に与えられるってどういうことなのでしょうか。

それは権利と言えるのでしょうか。

グローバルだなんだと大騒ぎの日本国ですが、宗教から完全に背を向けている状態で、イスラム教徒やキリスト教徒を始め、多くの宗教を背景にしている世界中の人とどうやって共生していくのでしょうか。

たかが有給休暇といえども、宗教的な理解なくして浸透はあり得ないと思います。


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