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介護の業界紙・シルバー産業新聞8月号に、「介護保険に頼らないビジネスの開拓を」という記事があった。(シニアビジネスについての連載物)

今後介護事業者は、
①国の求める方向性に食らいつき、介護報酬を得て事業を経営するか、
②介護保険制度に依存しない事業を開拓するか
のいずれかを選択する必要があるとして、保険外のシニアビジネスを始める際に知っておくべき常識をいくつかあげている。

1つ、コストと品質とのバランス感覚を持つこと。

当たり前やん、と思うなかれ。小規模デイサービスの例が紹介されている。10人の利用者に対してスタッフが10人。食事・おやつはスタッフによる上げ膳下げ膳、ピアノの生演奏までも。今回の改正でもっとも大きな報酬減となったのが、定員10名以下の小規模デイであるが、裏を返せばそれだ報酬が高かったということだ。多くの人が起業し、数が揃ったところで梯子を外されたわけだが…

1つ、介護サービスのときと別の土俵での市場開拓が必要。

1割の自己負担に慣れた者にとっては、ちょっとの値上げでも抵抗感が非常に大きいのである。介護保険=安く使える、なので保険外のサービスというだけで高いように感じてしまうようだ。経験あり…

1つ、商品には機能だけでなくスタイリッシュさも必要。

これも当たり前のことなんですが、公的保険サービスの場合、要介護者・高齢者だからって、ダサくても別にいいと本気で思ってるんですね。要介護の高齢者が年寄りくさいデザインが嫌だと言うと、本気で笑ったりしますから。私はおばはんだけど、ちょっと身なりに気をつかうこともあって、夫がそれを笑うと気を悪くしますよ。みんなそうじゃないですか。違ったらすみません…

介護保険の改正は毎回「改悪」と言われます。そのとおりだと思います。でも、じゃあ「よいこと」って?と言われると上記小規模サービスのようなことがやっぱりありました。

特養だって最初はウハウハだったんですよ。それこそ、福祉や社会的弱者救済の美名のもとに。
私がはじめて特養に勤務した10年程前だって、けっして待遇は悪くなかったですよ。急激に悪化したけど…保育界からの転職だったので、「なってラクなところなんだろう!」と思いました。

最後にひとつ。

福祉業界が「ビジネス!」という場合、極端というかあまりにカン違いが大きいというか、権力を毛嫌いする者が権力を握った途端に権力の亡者になるような…なんか「それ違うでしょう」となることが多いようです。ビジネス界から人材を取ったりなんかしちゃってね…
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