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北陸の冬は天候に恵まれていない。この年末年始も天気予報では悪天候となっていたので、家の中で掃除や整理整頓の続きでもするか…と思っていたのだが、思いのほか好天に恵まれた。

この時期は3時を過ぎると夕方なので、昼食後おひさまぽかぽかの青空に小躍りしながら6歳の娘と公園に走った。

だーれもおらず、べちょべちょの遊具で遊び放題だった。しばらくすると、親子連れがやってきて、お父さんとお母さんが仲良く凧揚げを始めた。娘はそれをみて「いいな、いいな、タコさんやりたい~~~」と切なそうな顔で訴えるので、近くのディスカウントスーパーの100均コーナーへ行き、凧を購入する。代金は娘のお年玉…

全然できないのに自分でやる!といってきかず、引きずってる娘と、いっぺん貸しなさい!と言ってやってみるがやはり全然できない母。見かねたよそ様のお父さんが「凧揚げにはね、コツがあるんだよ。場所を選ばなきゃ。反対側からやってごらん」と教えてくれ、ようやく凧があがりました。

娘はすっかり喜んで「じょうずにできた!」と自慢顔でした。そして、こう言い足しました。「お店やっててよかったね~。ママお正月はどこもお休みって言ってたけど、みんなお仕事してるね」

ほんとですね。カネを使わないように、娘には「お正月はみんなお家でお休みしてるの。お店はやってないよ」と言っておいたのですが、カネを使わなくてもいい公共の施設などは休みですが、カネを使う商業施設はやってるんですね。

保育士をやっていたころ、大晦日やお正月に子どもを保育園に預ける親は非難と同情の的でした。年末年始も仕事とはね…子どもがかわいそう、ってかんじです。老人ホームに勤務してた頃は軽度の人でも家に帰ることは少なかったです。なのに職員だけは休暇体制で仕事がキツかったです。

商業施設が営業していれば働く人が必要なわけです。小さな子どもがいて家で見てくれる人がいなくても出なきゃいけないこともあります。営業していても誰も来なけりゃ次回からはやらないでしょうが、みんな行きます。年末年始が休みの人は家でじっとしているわけではなく、商業施設などへ行き、なんらかのサービスを受けるのです。旅行なども同じです。自分たちがサービスを受けられるのはサービスを提供する人たちがいるからです。

不便は仕方がない、みんなが休めたらいい。そういう考え方もありですが、全然浸透していないです。今日は自分が休みだからサービスを受けているけど、別の日は自分がサービスを提供する側だからお互いさまだね、というのでもない。不便なのは嫌だし、人の犠牲でサービスされるのも後味悪い。誰かなんとかしたら?みんなが輝かないと不公平だよね。みんなが平等に休むべきじゃない?税の公平な配分が必要よね。でも増税はいやだけど。

お店やってなかったらどうなってたかな。凧揚げできなかったかもしれない。でもだからどうなんだ。やってなければやってないでいいし、凧揚げができなければできないでいい。でも、やってたので凧揚げができた。ありがたい…

労働と消費の切っても切れない関係

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