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知らなければ損をする。闘わなければバカをみる。
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生活必需品は国民全員に行き渡るようになっており、大学まで教育費は無料で、医療費も無料だけど、外国から物が入ってこないため、電化製品やパソコンはもちろん、洋服や靴などもなかなか買えない、お菓子やケーキもあまり売っていないので手に入る材料での手作り。
一方、飢え死にしたりホームレスになる人がいたり、教育や医療を受けられない人がいても、お金さえ出せば世界中のあらゆるものが手に入り、好きなことができる。
どちらの国の住民が幸せと言えるのだろうか。
世界のともだちシリーズ:キューバに出てくる10歳の男の子エリオの生活は前者のものでした。
アメリカと数十年ぶりに国交を回復したので、今後どのように生活が変わっていくのか関心のあるところですが、今のところまだまだ社会主義の国そのものです。
どこまでも青い空、歌って踊って陽気な国民。
でも、とにかく物が不足しているようで、バスの代わりに馬車が走っていて、相当古い車がまだ使われています。
キューバでは大金持ちもいないかわりにホームレスもいません。テレビゲームやインターネットもなし。遠くへ旅行に行くのも、趣味に凝るのも難しいのです。多くの人は飛行機に乗ったこともありません。自由に使えるお金が少ないのです。生活必需品は非常に安いのですが、現金はそれらのものを買うのに限られています。
社会主義は、今や失敗が明らかであり、誰も社会主義の国を羨ましいとか理想の国だとか言わなくなりました。少なくとも、社会主義国でも経済は自由化すべし、とか言われます。
でもエリオとその家族、友達の生活を見るとそうとも言えない、というかわからなくなります。
ただ確実に言えるのは、主義や制度がなんであれ、国民が貧困に喘いでいたり、貧困でもないのに自殺者が多いのは失敗だということです。
多くの日本人はキューバの人を気の毒に思うかもしれませんが、おそらく多くのキューバ人も日本人をかわいそうに思うはずです。
日本の電化製品やおもちゃを手にしたらきっとキューバの子どもたちは大喜びして、日本の子どもたちはなんと幸せなことか、羨やましい!と思うでしょう。
日本の子どもたちがキューバに行ったらこころの病気がいっぺんに治るかもしれません。
幸せってなんだっけ~とかいう番組が昔ありました。
女帝のような女占い師にみんなハハ~ッとひれ伏して、幸せになるにはどうしたらいいか教えを乞うていましたね。
これほど不幸で豊かな国はありません。
残業を減らしましょう。時間外労働削減のためどのような工夫をしていますか。どうしたら残業を減らせると思いますか。
こんな課題を与えられたらどのように対応したらいいでしょうか。
このような課題は、時間外労働には適正な賃金が支払われていることを前提としているので、どうしても本腰を入れた取り組みができないのではないかと思います。
残業すれば残業代だってかかるのだから、業務内容を見直して残業を減らせば経費の無駄がなくなり、従業員だって自分の時間が持て、ワークライフバランスが実現できるではないか。
残業代でお金をいっぱい稼いだところで使うヒマがないだろう。
ダラダラ仕事をして、終業時間が来れば居残って残業代をもらうのでは、できない社員、怠慢な社員ほど多くの給料をもらうことになってしまう。おかしいじゃないか。
こういった論調がまだまだ主流を占めているのじゃないかと思うのです。
ダラダラであれ、行きつくヒマもなしであれ、所定労働時間を超えればその分の支払いをしなければいけませんし、法定労働時間を超えているなら規程の割増料金を支払わないといけないです。
そこのところの軸があやふやだと思います。
賃金不払いが放置された状態で、残業を減らしましょうって言われても、「サービス残業のこと言ってんのかな?みんなサービス残業だから、書類上は残業ないのだけど…」といったかんじで、なんか釈然とせず、奥歯にものが挟まってるみたいです。
業務の見直しって言ったって、サービス業が主流の現在は人件費が大きいと思います。その人件費を適正に支払う必要がないなら別に業務を見直さなくてもいいのです。サービス残業をさせていればいいだけですから。
ダラダラ効率の悪い仕事に対しても支払わなきゃいけないからこそ、真剣に業務内容の見直しをするわけです。
なので。くどいようですが、サー残をそーっと温存しといたまま、いくら労働時間を減らしましょう!ワークライフバランスを実現しましょう!とやってみたところで、サー残が水面下のさらにふかーいふかいところに潜ってしまうと思います。
生産性を上げるのが目標と言ったって、3人でやってたことを2人にしてサー残させれば生産性は上がるんです。
貴重な時間を使って、サー残に触れないよう、あたり障りのない範囲で堂々巡りの議論をしているのはもったいないです。