6歳の娘が保育園から帰るなり嬉しそうに「でんでらりゅうばでてくるばってん」と手遊びをやってみせた。
担任のひさし先生から教えてもらったそうだ。
歌詞の意味はまったくわからないながらも、なにやらおまじないめいていて面白いなと思って聞いていた。
娘は新しい手遊びを覚えたことが嬉しいらしく、夫にもやって見せていた。
しばらくすると夫が同じメロディーで
「給料上がって喜んでたら、いつのまにか物価もあがってでーんでん」とやって見せている。
子ども相手になに教えとるん…
昔そんな替え歌がはやったそうです。
調べてみたらどうやら長崎県に伝わる童歌で、遊女の歌ともいわれている。70年代にはレコード化されたそうです。
「でんでらりゅうば でてくるばってん でんでられんけん でーてこんけん こんこられんけん こられられんけん こーんこん」
意味は「出ようとして出られるならば、出て行くけれど、でも出られないから、出て行かないよ。行こうとしても行けないから、行くことはできないから、行かない、行かない。」
子どもや遊女、老人や障がい者などの境涯をうたったものかもしれない。
世相を反映していておもしろい。
娘の担任であるひさし先生はまだ若手の男性保育士であるが、花いちもんめなども教えてくれる。でんでらりゅうばでてくるばってん…おもしろい歌をおしえてくれてありがとう。